八重山古陶in那覇

早稲田大学の琉球古陶研究チームが沖縄県壷屋博物館で研究発表の場を設けています。(2007年8月12日まで)
7月に早稲田大学構内で行われた研究展示に準ずるものですが今回は地元コレクターの所蔵品も追加展示され7月には無かった内容となっておりますので紹介します。

「今回の展示は八重山諸島の古陶、これまでの常識では琉球本島の作とされていた物の中に八重山製の物があるとの問題定義。事情通には驚きの内容で易々とは信じられない気持ちになります」
と過去のエッセイにも書きましたが予想通り地元沖縄では懐疑的な意見が多数派でした、八重山古陶ではなくあくまで那覇の古陶で湧田焼きだと言うのです。
「なんの証拠もない、思い込みで判断してはいかん
と怒りを露わにする方までいて今後の成り行きに予断を許しません。
いずれにせよ沖縄の古陶器に特に湧田焼きに光が当たってきたことは確かで県民としては喜ばしい事と言うことです。
私はと言うと不当に低く評価されている琉球古陶器とくに湧田焼きがいずれ高く評価される時代が来ると考えていましたが予想より早く事が動いたと感じています。
早稲田大学の力です。