八重山古陶

八重山古陶に分類される碗です。
約400年前に石垣島で作られた物とされますが根拠は形による分類から考察されたもので高台の造りが沖縄本島の湧田焼と異なるとの事です。
私は異論を唱えるのですが、形の相違で時代判定することは根拠に乏しいと思います。
形の相違は本島の湧田焼の窯場内でも制作者の違や時代の違で起こりえる事で決定打にはなりません、産地の特定は使われている素材の特徴、固有性によるべきです。
ただ写真の碗は本島の湧田焼と微妙に雰囲気が異なる事も事実で謎の多い碗なのです。








   2021−12−11