湧田焼の碗 |
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前出の古壷屋焼の椀と湧田焼の碗を比較してみます。 製作年代は古壷屋焼が200年以内、湧田焼が200年から300年の間位の古さと推定します。 下の写真を見て比較してみましょう。 (写真は2枚セットで上が湧田 下が壷屋) 時代は100年ほど湧田が古い事になります 壷屋に比べ湧田は薄ざくでこの時代の陶器としては(磁器ではありません)世界的に見ても極めて薄造りです。 釉薬は湧田は灰釉のみ、碗にしても瓶にしても灰釉以外に有りません。 壷屋は御覧の飴釉以外にも様々なバリエーションが有り無い物が無いと言えるほどです。 土は湧田は白土これ以外に有りません壷屋は赤土です、ただし過渡期には双方にどちらともつかない中間色の物が存在します。 形はなんと言っても湧田が出色で壷屋は足元にも及びません、陶工の力量の差は歴然です、沖縄在住の古陶磁器研究家は湧田時代の琉球の陶器は外国人が作っていると言う説を唱える人もいるくらいです。 この場合の外国人は中国の南方系の窯の職人か、もしくは安南の陶工も視野に入ると思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2013-12-19 |
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