大家  (うふやー)

100年以上前の民家を復元した古琉球の佇まいの中で頂く琉球の郷土料理、旅の思い出以上に沖縄の原風景に触れる思いです、此処はお薦め!

「大家(うふやー)のHPでは以下の様な案内が有ります」
「大家・うふやーは、明治時代の後期に現在の名護市中山に建築された安里家を2001年に修復、後に南側の沢岻家、北側の新城家を移築・復元して、沖縄そばと琉球料理の店として、オープンいたしました。「大家・うふやー」という名称は、中心に位置する安里家の屋号からきており、同じ姓の多い沖縄では、昔から、個人の姓名よりも屋号で呼ばれる事が多く、「うふやー」という屋号は、本家(沖縄で言うムートゥヤー)のような意味を持つ屋号と考えられています。
住 所 沖縄県名護市中山90
最 寄 名桜大学近く
電 話 0980-53-0280
駐車場 有り(20台)
営業時間 年中無休
(昼の部)11:00〜17:00
(夜の部)18:00〜22:00 」

さて沖縄で観光客相手でない本物の郷土料理を何度か頂いた事が有りますが、その際痛感するのは私達の味覚が救いようが無いほどに調味料の味に慣らされてしまっていると言う事です。
人工調味料の話ではありません、簡単に言えば味噌醤油の味に慣らされて素材の味が解らなくなっています。
京料理でも感じましたが琉球料理も同じ体験をさせてくれます。
例えば琉球料理の「マース煮」と言われる塩と昆布だけで煮た魚料理に美味しさを感じるにはそれなりの修行が必要です。
一番下の写真の豆腐料理は鰹昆布だしでゆし豆腐を煮ただけ、江戸っ子なら醤油をかけたくなるほどの薄味です、しかし抜群に美味しい豆腐を愛する沖縄の人たちに醤油は必要ありません。
私は一カ月間、沖縄に滞在した事が有りますが、東京に帰り一番最初にした事はファミリーレストランで食事をする事でした。
そのくらい沖縄料理に物足りなさを感じていたのです、しかし羽田空港のファミリーレストランで口にしたハンバークセットは食べられた物ではありません、人工調味料のくどすぎる味付けに吐き気をもよおしたほどでした。
しかし都会の生活に戻った瞬間すなわち一週間ほどで全て受け入れてしまって、また嘗ての様に琉球料理に物足りなさを感じたのでした。
ストレス社会である東京では琉球料理は優しすぎるのです。







                    2013-7-16