島どうふ
 島どうふ いいですよね
美味です。
卵の黄身をつけて軽く揚げたものなどはそれはもう最高です。(冷奴っ子でもOK)
さて島どうふとは何者なのか まずは説明しないといけません。簡単に言ってしまえば 沖縄で造っている豆腐なのですが、これがなかなか独特です。
内地の物に比べて味が濃く、固いのです。
製法にも違いがあるようなので簡単に説明いたします。
島どうふと本土の木綿豆腐の製法の違いは、豆乳を煮る段階からあるようなのです。本土では煮立ててから豆乳とおからを分離しますが、島どうふは豆乳を煮る前におからを漉し取ってしまうのだそうです。不純物のないさらりとした豆乳を煮て、ニガリを加えるのです。凝固した豆乳は型に入れられ重石をかけて2時間程押し固めます。ここでニガリや余計な水分が抜け、しっかりとした味と食感の島どうふが出来上がります。
成分を見てみましょう。
水分は島どうふが81.8%、内地の木綿豆腐は86.8%です。
しっかり重石がきいているという事です。
たんぱく質も内地の物の1.3倍。(味が濃い訳です)
リン・鉄・ナトリウム・ビタミンB1・B2
いずれも 島どうふが上まわります。
これはニガリの違いが大きいと思われます。
島どうふではニガリに海水そのものを利用します。ニガリの主成分、塩化マグネシウム以外にも様々な天然の旨味が入りこんでいる訳です。したがって島どうふはほんのり塩味です。醤油など使わなくても充分に旨い 秘密はここら辺にありそうです。主食と言っても良いのではないかと思われる程、豆腐好きの沖縄県民。
したがって町のあちらこちらで売られています。市場に行けばそれは巨大な豆腐が発見出来てヤマトンチュー(内地の人)を驚かせます。島どうふは水にさらしている形では売られていません。一丁もしくは半丁その場で切って売られています。スーパーでは切り分けた物をビニール袋に入れて売っていますが水にひたされてはいません。
あ、ところで内地の豆腐一丁は
約10cm×7cm×3.5cmですが
島どうふの一丁は14cm×12cm×6cmです。

沖縄に行く事があったらまずはおためし下さい。
豆腐料理に泡盛(沖縄固有の酒)
これしかありません。
ステーキなんてアメリカーな食べ物は2日目以後でダイジョウブよ。