琉球漆器



沖縄県は漆芸の盛んなところ、意外な事に沖縄の高温多湿は漆器製作に都合が良く漆器は琉球王朝の昔から重要な輸出品でした。
台湾の故宮博物館には琉球王から明の皇帝に贈られた螺鈿の漆器が大切に展示されています。
琉球王朝に設けられた漆器製作工房、貝磨り奉行所はエリート官庁だったようで外貨獲得の要だったのでしょう。
そして首里城は大きな琉球漆器と言える建築物で沖縄旅行の際はこうした視点から見学すれば違った歴史が見えてきます。

首里城 正殿











沖縄の人々は先祖を大切にします、車窓に飛び込む大きなお墓を目にした事があるかと思いますがこれで一目瞭然ですね。
そこで命の次に大切な物が仏壇となります、本家の仏壇を守ることは長男に課せられた最大の使命なのです、そしてこの仏壇に欠かせないのが琉球漆器の数々、必然的に専門店街なるものも出現しています。
国際道りの漆器店は普段使いのお土産品、ここ開南本道りの仏具街には本物の沖縄があります。







開南本道り

 農連市場横                     
 2010−3−30