おとーり

宮古地方に伝わるお酒の飲み方。基本的には一つのグラスで、一人一杯ずつつがれたお酒を、メンバー内で順繰り飲む。
順番が来た人は簡単な口上と乾杯のあいさつをしてこれをエンドレスに続ける。
泥酔なら良いほうで急性アルコール中毒が多く宮古島ではおとーり禁止令まである。
おとーりがいつ頃から始まったか定かでなく諸説あるが1386年与那覇勢頭豊見親が沖縄本島に向けて白川浜から出帆するのに先立って大願成就を祈願して一族でお神酒を回し飲みしたのが起源といわれている、じつに600年以上の歴史があることになる。
下の写真はおとーり専用酒器 600年前と言うわけにはいかないがそこそこ歴史を感じる逸品である。