沖縄土産 8 三線

沖縄の御宝の代表格が三線です、三線を御土産にするようなら沖縄検定ごうかーく、沖縄ソムリエの称号を差し上げましょう。
御値段もピンキリでカンカラ三線なら本当に良い御土産になりますよ。

          国際通りの御土産屋で9千円のカンカラ三線
さて県立博物館に展示されるような王朝時代の三線などは目の保養で現在取得を狙える最上級品は棹に八重山黒木すなわち石垣の黒檀を使った三線です。
少々値は張りますが八重山黒木は数も少なくなり今後はますます貴重になりますし硬質な素材が奏でる金属音の様な珠玉の音色は黒木でしか実現しません、琉球の芸能に興味がある方なら高い投資ではないのかもしれません。
下の写真は沖縄の御母さんの形見です、趣味に生きた母さんならではの贈り物です、古い黒木は御金では買えないので家内は大切にしています。
沖縄の民謡に欠かせない三線が何時頃琉球に伝わったのか諸説ありますが室町時代には確認されており日本の三味線のルーツなのは確かなようです。
一見同じに見える三線でも南風原型、真壁型、与那型、久場の骨型、久場春殿型、知念大工型など種類が多いそうです、我々には全く見分けがつきません。
歴史的には18世紀に王府による三線の保護と奨励があり琉球の芸能に一段の飛躍が見られ今日の様な琉球芸能が完成されたようです、現在は世界に冠たる伝統芸能に成長しました。
ビギナーには胴のニシキヘビ皮ばかりが注目される三線ですが真骨頂は棹の材質に在り!!
三線を見る機会がございましたら棹にご注目ください。






                   2011−6−21