沖縄土産 1  シーサー

家内と知り合って25,6年になりましょうか、すなわち沖縄県とお付き合いさせてもらって25,6年になります。
沖縄県は短期間で大きく変貌した地域ではないでしょうか。
ローカルで南国ムードたっぷりでこじんまりしていた那覇空港は10年程前に地方空港とは思えないような大きな空港に建て替わりました。
行く度にリゾートホテルが増え続けて今では数え切れないほど、ちなみに当時はムーンビーチホテルと出来たての万座ビーチホテル位でした。
嘉手納基地周りはベトナム戦争の硝煙が未だ漂う雰囲気で、まさか道の駅ができて観光名所になるなどとは思いもよらぬ事。
そしてなんと言っても大きかったのが首里城の再建と守礼門の化粧直し。
これで観光ムードは頂点に達しました、それに加えてNHKドラマ「ちゅらさん」の大ヒットが後押ししました。
なにしろ行く度に進化していた沖縄県ですが御土産も進化しました。
正直な話25年前は何も買って帰る物がありませんでした、私が最初に東京の家族に御土産にしたものが、サトウキビの苗、黒糖、屑サンゴのキーホルダー、壷屋の湯呑み、OKINAWAと書いてあるマグカップ、こんな物です。
今は魅力的なアイテムでいっぱいですね、泡盛なんぞも実に美味しくなりました、沖縄観光の際、御土産獲得に苦労するなど昔話ですね。
そんな沖縄土産の中でも劇的に進化して本来のキャラクターまでもが変質したのがシーサー関連のお土産、実に可愛くなりました。
村上隆は自筆の本で言っています「現在の芸術を語る上で欠かせない概念がカワイイです」
写真のシーサー全部カワイイでしょ!!馬鹿にしてはいけませんよ美術史を塗り替えるような逸品かもしれません、後世の美術史家やコレクターが高く評価する物はデパートの美術部ではなくて、こうした御土産品や100円ショップに在るのかもしれませんよ。

                            2011−4−10