仁王

沖縄の陶芸界で仁王と言えば新垣栄三郎さん、金城次郎さんとともに「壺屋三人男」と称され、戦後の沖縄陶芸界をリードした壺屋焼の名工、故・小橋川永昌(2代目仁王)の事。
沖縄初の重要無形文化財保持者(人間国宝)にほぼ決まっていたが急逝、その栄誉が金城次郎のものになった経緯がある。
沖縄県民は金城より仁王を高く評価する人が多く、その人気は今なお健在である。
作品には力があり造りは丁寧、赤絵が特に人気で代表作にはなかなか巡り会えない希少品である。
宝栄堂のご主人は仁王作品を普段使いにする粋な方、実に羨ましかった。




仁王作の急須と湯呑
                               2009−4−13