黒田陶苑

最近のヒット商品の傾向に和のテイストがあるのではないだろうか。
下の写真は その一部 酒 すなわち嗜好品であるがお菓子でも外食でも
ファッションでも日本嗜好が強まっているように感じる。


私は昭和36年生まれで戦中戦後派の両親に育てられている、いわばアメリカコンプレックスを持っている世代と言えるだろう。
私の学生時代は何でもかんでも舶来品がもてはやされた、聴く音楽も着る服もアメリカ製が一番かっこよく日本製なんてダサイみたいなところがあったように思う。
海外旅行に行けば必ず洋酒 洋煙のお土産を頼まれた、ジョニアカに一万円近い金額を支払って悦に入っていたのである。
ご存知のようにジョニアカなんて当節 千円と少しでディスカウント店に山済みである。
安酒だったのかと気付かされてつくづく当時の日本は発展途上国だったのだなと隔世の感である。
私の息子たちの世代は そんな事がなくて良い物は国籍にとらわれずに幅広く楽しんでいるようである。
そんな中 日本の良さを再認識して最近の和のテイストブ−ムなのではないだろうか。

日本の良さは数多いがその中でも日本美術は世界に誇れる独自性を持っている。
中でも侘び寂 冷え枯れる文化 茶の道 日本陶器は世界に冠たる文化と哲学を感じる。
日本再認識 身近な酒や食もよいがこの深遠な世界に触れてみてはいかがだろう。

そこで銀座 黒田陶苑である。


銀座でも一番の美術商で例の魯山人を育てた事でも有名、今日でも魯山人の所定鑑定人を勤めるその道の名店である。
こう書くとなんだか敷居が高そうだがそこはご安心下さい 3代目 黒田佳雄さんが気さくに対応してくださいます。
そう言えば先日 黒田陶苑さんのブログで弊社の事を取り上げてくださいました大変に光栄な事と感謝しております。
黄瀬戸に盛られた淡平の煎餅 本当に美しかった。

7月22日から壷屋の陶工 金城次郎展が始まります