育陶園

沖縄の裏路地を「すーじぐわ」といいます。
観光施設とは違った生の沖縄を覗けるような楽しさがあります、また観光的視点から楽しめる所もたくさんありますので沖縄通のおなじみさんは裏路地を果敢に探索しましょう。
写真は壺屋の「すーじぐわ」にある育陶園です。
(育陶園のご紹介は育陶園HPより転載しました)


育陶園は、300年の伝統を誇る壷屋焼窯元です。沖縄のやちむんの故郷でもあるこの壷屋という土地で、 シーサー・日用雑器を柱に、壷屋焼の伝統技法を今に伝えています。壷屋には、今でも石垣や赤瓦の家、登り窯、拝所(ウガンジュ)、壷屋を守る木々など、作られた沖縄ではなく、 昔からの面影を今に残す場所があります。私たち育陶園は壷屋焼きという伝統だけでなく、沖縄という伝統を、 この壷屋で守り続ける窯元の一つなのです。
育陶園では、土作り・釉薬作りから手がけています。
土は沖縄で取れる赤土・白土をベースに、独自の陶土を使用しているため、沖縄の焼き物ならではの、 温かな味わいを演出しています。釉薬は、壷屋焼の3原色である、「飴(茶色)」「コバルト(青色)」 「青磁(緑色)」の自然の素材を使った独自のブレンド釉薬を中心に使っています。 この3原色の他に、土灰・黒釉など、壷屋焼の伝統的な釉薬はすべて 育陶園で調合され、作られています。市販の土・釉薬でないため、その時の状態で、窯から出てきたときの色も微妙に違い、大量生産で作られた均一のものではなく、 一つ一つが自然の暖かみを持った、味のある作品になるのです。








                               2009−6−9