$切手

米軍の占領下にあった沖縄は1948年7月から1958年9月まで米軍の発行する円表示B型軍票を法定通貨として使用していた。

 B型軍票

この軍票は1958年9月以後ドル通貨に切り替えられドルの使用は沖縄の本土復帰まで続いてゆく。
私の家内は小学校高学年までドルを使用していて面白い話を聞かせてくれた。
子供向けの駄菓子屋の事を沖縄では「1センまちや」と言っていたという、文字通り一銭で買えるお菓子のある駄菓子屋の事で通貨単位は戦前を引きずったものと考えていた。
ところがこの「1セン」とは1セントの事なのだそうだ、当時の世相を窺わせる面白い話である。
さて下の写真はドル通貨に切り替えられた1958年9月 それにあわせて流通する切手もドル表示になった最初の切手である。
守礼の門 修復記念とあわせて発行された。