大琉球料理帖

今回はお勧めの書籍です。
その名も大琉球料理帖、2009年1月25日発行
著者 高木凛
株式会社 新潮社
宣伝文句が帯に書かれています。

 これぞ、沖縄の伝統料理!
 琉球王朝時代の食医学書「御膳本草」を基に、
 60の食材、70の料理を再現。
 これまでの琉球料理への認識を新たにする、料理本の誕生。


上のコピーは決して大袈裟ではありません実に美しい本です。
著者は脚本家 作家として有名な高木凛さん、赤坂で沖縄懐石料理店も営みます、それだけに本格的、特に写真の美しさには脱帽します。
料理だけではありません琉球漆器と大嶺實清の器で構成された食の伝統文化は琉球王朝を上手く連想させます。
柳宗悦の民芸思想が今の沖縄工芸界の基本理念ですが(代表的なものが金城次郎の焼き物である)
それとは無縁の琉球王朝文化をこの本は上手く表現できていることに大変感動しています。












                                      2009−2−24