バサー屋2

身近なアンティークを扱う事で人気のバサー屋は過去にも取り上げましたが新たな商品構成のウインドディスプレイに誘われて久しぶりに来店しました。
バサー屋と言えば海洋博グッズやオリオンビールグッズ、デットストック泡盛、アメリカ時代のテーブルウェアー等、骨董とは言えない身近な沖縄関連アンティークが魅力ですが今回は写真をごらんのとおり本格的な骨董品、18世紀頃作られた泡盛猪口がたくさん置いてありました。
これは安く良いものが手に入るかもしれないとスケベ根性丸出しで店主に掛け合ったところ売り物ではないと言います。
なんでも教育委員会の方から琉球時代の貴重な文物に関しては県外流出させてはいけないと御達しがあったそうです、すなわちこれは参考展示品で売る気が無いようです。
店主いわく「わたしはこの手の猪口が好きで長い時間をかけて一万点近く集めた、もしどうしても買うと言うならすべて引き取って散逸させないでくれ、値段は一億円です」ときた。
ふざけた話だが百万円なんて言って万が一お客が本気になったら困ってしまうと言う事でこうした話になるのです。
後日ウチナンチュウ(沖縄県民)の友達に交渉させたところやはり売らなかったそうで展示参考品であることは本当のようです。
そう言う訳ですから押しかけて交渉しても店主を困らすだけで可哀そうですからおやめください。









                               2009−6−1