窯変

窯変に作家生命をかけている陶芸家がいます。
窯変とは窯の炎であぶられた釉薬が想定外の美しさをまとう現象のこと、作家は宇宙とかオーロラといったユニバースな現象になぞらえますが私は花火の美しさに近いものだと思う。
神のいたずらともいえる窯変、すなわち偶然性を狙っているとはいえ作陶は人為的な美の追求であり、そこに面白さがある、つまり窯変の美しさは宇宙の美しさとは異質なものだ。







   2016-8-27