中国製カメラ
 2001年、中国製カメラが変わった。
1997年に社員旅行で訪れた際には、まだまだ機械式布幕フォーカルプレーン機が幅を利かしていたが、今年インターネットで中国のカメラ各社のホームページを覗くと、ほとんどの機種が、クオーツコントロールのコパル型スクエアーシャッターになっている。カメラ製造工程に、ユニット式の大量生産技術が導入された事によるものと思われる。今や古典的な布幕横走りフォーカル機は、ライカを別にすると、ロシア製のみ残すところとなった。
 昨今の中国は、世界の工場と化している訳だが、相当に力を付けて来ている様である。
“たまごっち”が中国で造られた頃から、Made in China の世界進出が顕著である。今や大半の低価格電機製品が中国製である。今のところ、品質で日本製に劣る中国製であるが、今後の品質向上は必至であるから、日本のメーカーもうかうかしてはいられない。価格競争力では、中国の足元にもおおばないのであるから。