つかもと

日本一有名な駅弁は横川駅の峠の釜めしでしょうか、日本全国御国自慢は数多いので、ここは私見、独断の極みでございます。
ところでこの釜めしの釜を作っているのが益子の(株)つかもとです。
益子最大の窯元で豪商の趣きそのままの母屋は明治20年頃に建築された豪壮な庄屋造りの建物で塚本家の象徴です。
現在母屋はつかもと美術館として公開されており館内には、棟方志功の作品をはじめ、 浜田庄司・河井寛次郎・芹沢_介・加守田章二・合田好道・島岡達三など益子ゆかりの民藝作家の作品が充実しています。
とくに棟方志功の肉筆画は白眉で、つかもとが濱田庄司との縁から棟方志功に長逗留をお願いし母屋にて直接製作された物と言われています。
この作品を見るためだけにつかもと美術館に御邪魔しても損は無いと思います。
また付属の茶房は人間国宝の中でも比較的評価の高い人物、島岡達三の作品を惜しげもなく使って抹茶、コーヒーが振舞われる贅沢な空間で民藝調の内装と共に最高の癒しを提供してくれます。







棟方志功の肉筆画

島岡達三の器を使う茶房





美術館裏手は工場になっていて工場見学が可能、昭和レトロな佇まいは郷愁を誘います。























      2012−2−20