辻精磁社

伝統的な物造りを体現したらこうなりますの見本の様な辻精磁社。
有田町の古道沿いに今も健在です。

下は辻精磁社ホームページより転載

「公(おおやけ)」とは、個人と対極にあるその他全体を指す言葉であり、世間一般を表します。しかし、かつての日本において「公」とは皇室のことを意味し、人びとは皇室の価値観に基づきものごとを判断していました。
1668年、三代喜右衛門が納めた器が霊元天皇に賞賛されたことを転機に、辻精磁社は公の窯元として歩みを始めます。以後私たちは、生み出すものが公の品として評価される喜びと誇りを技に変え、栄職に恥じないものづくりを追求して参りました。そうして蓄積された歴史は、三百五十有余年。
時は移ろい、公の概念は変遷を遂げます。現代において、価値観は一元的になることはありません。人びとの価値観は多様性にとみ、ものの楽しみ方はますます自由になっています。しかしその中にあるからこそ、真の美しさをもつ品は際立つように思うのです。
辻精磁社は公に向けたものづくりを手がける窯元です。先代達が成してきたように、美しい品が与える喜びと驚きを信じ、今の時代にも通ずる普遍を目指し、研鑽を積んで参ります






































    2022ー11−1