東京美術骨董繁盛記

中公新書、東京美術骨董繁盛記の内「書画骨董回顧50年」に面白い吹き出してしまいそうな一文を発見。
ご紹介します。

以下 東京美術骨董繁盛記より
斎藤利助「書画骨董回顧50年」に、明治初年の高位高官の趣味、審美眼について述べた個所がある。
それによると当時一流の高官ら、政府の要路に立つ者の多くは薩長土肥そのた諸藩の田舎武士、それも下級の者で、趣味生活どころの騒ぎではなかったという。確かにその通りで、明治の元勲の生家など今に残っているものを見ると、三間かそこらの狭い貧相な家ばかりで今なら極貧と言われかねない。

以下 書画骨董回顧50年より 

↑ まあ さんざんですな(笑
もちろん真に受けてはいけません、今日ではクールジャパンをリードする和食、料亭文化ですから。
しかしこの時代の京都や江戸の公家、大名から見たら新政府の輩はこの様に映ったのでしょう。
      2017-11-21