特別展「三国志」


特別展「三国志」、トーハクでいよいよ始まりました。
二月のブログで紹介した個人的に大注目の新発見の最古の白磁をいよいよ拝見できるわけですが、今回の特別展、写真撮影もOKという事で激写してまいりました。
最古の白磁の写真資料としてもお役立ブログになっています。
また二月にUPした最古の白磁の解説、巻末に再UPしております。






















 2019-7-18


最古の白磁発見のブログ 2019-2-20
2019-2-20のNHKニュースによると
三国志で知られる曹操の墓(3世紀)から白磁壺が出土したらしい。
もし曹操の時代の物なら間違いなく世界最古の白磁で現在の考古学の定説より300年古いことになります。
東京国立博物館の研究者には衝撃が走っており最古の白磁だとしています。
今年夏に東京国立博物館で催される「三国志展」でお披露目されるようです。




これまで白磁の起源は6世紀の中国北斉にあるとされ、北宋時代の定窯で(10世紀頃)技術的頂点を極めます。
写真下は定窯の白磁、上の写真の三国時代の物に比べれば完成度が高い事が判ります。


日本に正式に輸入された最初の白磁は博多にもたらされた北宋11世紀、寧徳窯の物です。写真↓
当時の白磁は今日私たちが想像する以上に貴重な物でした。
白磁が広く一般に普及するのは中国においても元時代後半(14世紀頃)と言われています。