田中時計店 2
そんな訳で我家には1960年代の大型(横30cm程の長方形の物が大半である)目覚まし時計がコツコツと増殖中なのだが、この時代の目覚まし時計は 物として 出来が良い事に最近気付いている。
40年近く前の物なのにおそろしく精度が良い。
分解掃除した訳でもないのにである。この時代の物は小型化に腐心していない分、設計に無理がなく、しかも高い価格で売る事が出来た為に使用されている素材も良い物なのに違いない。加えてこの手の機械加工技術が円熟期を向かえていた頃の物なのであろう。
このコラムで以前にも書いているが
機械物には旬があって一番おいしい時期、食べ頃があるのである。