スンコロクの青磁

スンコロクとは14世紀タイのスコータイ県サワンカロークで焼かれた焼物の事です。
サワンカロークが日本風に訛ってスンコロクと呼ばれるようになりました。
戦国時代に中国人商人によって日本に多くもたらされ茶器として今日まで多く伝世しています。
銘品も多く博物館や美術館で目にする事が多いかと思います。
写真は海上がりのスンコロクの青磁です。
長い間海中に有った為に、かせ(風化)が著しいのですが贋物の多いスンコロクに有って、このかせが本物の証とも言えるでしょう。
風化が無ければ大変な銘品であったろうと思わせる風格が有ります。
コロナ禍中で苦戦続きの古物商の友人から買い取りました。
コロナが明ければまた以前の様に世界中を駆け巡り数々の銘品を持ち込んでくるでしょう。
私はその時までの応援団です。





    2022ー1−22