資料

資料とは研究、調査の基礎となる材料とのことですが、私の大切な資料が写真の湧田焼です。
琉球王朝時代18世紀の物で広く知られていないジャンルの為に偽物が在りません(現代作家による模古製品は有りますが似て非なるものです)、もちろん写真の物も正真正銘18世紀前後の物です。

世の中には古そうな顔をした新しい物が横行しておりますが、そうした輩と写真の湧田焼を並べて置くとたちまち若造達は馬脚を露します、単体ではそれらしく見えても本物の前では委縮しているのです。
私は美術館や古物商巡りに写真の湧田をなるべく持ち歩いてガラス越しに比較したりしますが、大抵怪訝な顔で見られてお互いに嫌な思いをします。
でも、そんな事より興味と好奇心と煩悩が優先してしる自分を発見することになります。







      2017-12-5