辰砂葡萄紋壺

辰砂とは銅を発色剤に使用してボルドーのような赤を得ることができる釉薬です。
古く中国陶器や朝鮮陶器、古伊万里に使用され芸術的価値が高く、特に元時代の景徳鎮辰砂などでしたら都心に百坪の土地が買えるような価格になります。
写真一番下から二番目の朝鮮陶器辰砂葡萄紋壺は上野国立博物館蔵、一番下の葡萄紋皿はかの有名な魯山人作、左様に様々な場面で多用される辰砂ですが千葉県東金市の陶芸家佐久間氏のお店、民芸みはしで売られていた辰砂葡萄紋壺が初見で脳裏から離れず結局一か月後に購入の為再訪する羽目に。
なんと言っても形が良い、意匠は現代的であるにもかかわらず古典的、何しろ気に入りました。


















朝鮮陶器辰砂葡萄文壺



釉裏紅葡萄絵平向 魯山人


   2016-7-23