始皇帝と大兵馬俑展


東博で催されている始皇帝と大兵馬俑展はすごい!!
(平成館 特別展示室 :2015年10月27日(火) ~ 2016年2月21日(日))
中二階から見る整然と並んだ兵馬俑は壮観で、現地に赴く以外にないと考えていた体験を今回の展示は疑似体験させてくれる優れたものです。
フロアーに降りればガラス越しではなく触れそうな距離で(触ってはいけませんよ!!)兵馬俑を見る事が出来ます。
そこには二千二百年前の陶工の手の痕やヘラの痕を確認する事が出来ます、紛れもなく陶器で、これだけ大きな物をこれだけの数造り上げた製陶技術に驚くと同時に、これだから中国では砂漠化が進んだのだなと思わざるをえません。
いつの時代も巨大文明は自然破壊を誘発するのですが秦王朝に於ける環境破壊は想像を絶するものであったと思う訳です。
PM2.5が中国の都市を汚染するのは今に始まった事ではないのでしょうね。

後ろの山に見えるものは始皇帝の御墓、この御墓を囲むように何万体もの兵馬俑が存在します ↓





将軍俑 秦時代・前3世紀 秦始皇帝陵博物院蔵
以下は東博HPより
今から約2200年前に「最初の皇帝」を名乗り、中国大陸に統一王朝を打ち立てた秦の始皇帝。その陵墓のほど近くに埋められた「兵馬俑」は、20世紀の考古学における最大の発見のひとつと謳われ、出土以来、新しい知見と驚きをもたらし続けています。本展では、バリエーション豊かな兵馬俑と始皇帝にまつわる貴重な文物を一堂に紹介し、始皇帝が空前の規模で築き上げた「永遠の世界」の実像に迫ります。
   2016-2-12