初期伊万里展

足立区千住の石洞美術館で初期伊万里展が催されています。
私の解釈ですが初期伊万里とは伊万里焼の中でも初期の物、古伊万里の一つ前の時代に佐賀県有田地方で焼かれた染付磁器で、肝心な事は文禄慶長の役をきっかけに日本に招集された朝鮮人陶工の第一世代が作りだしたものと考えるのです。
技術的な進歩が最大要因とは思いますがその後の古伊万里とは明らかな作風の相違が有り、これはやはり異国人の作品と考えた方が腑に落ちるのです。
今回の初期伊万里展は惚れ惚れする様な逸品ぞろいです、これだけまとめて名品の初期伊万里を見るチャンスはなかなかありませんから本当にお薦めします。





 2014−7−29