最初のコレクション |
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小学校に入るまで弟は体が弱く、週に何度か医院に通っていました。 当時環七青戸橋の下に在った青戸町医院までよく父親と弟を迎えに行ったものです。 子供心に神妙な面持ちでいましたが、子供であるがゆえにどこか父親と弟と手を繋いで歩くことが楽しかった事をお覚えています。 三丁目当たりの裏路地に父親と親しいお爺さんがいて、そのお爺さんの盆栽を見るのが帰り道の日課でした。 そこで私の目が釘付になったのが写真の九谷焼です。 直径5センチほどの小さな植木鉢ですが奇麗な絵付けは普段目にする物ではなく衝撃的でした。 父親にねだって譲ってもらいましたが千円位はらっていたようです。 父の人差し指にぶる下がりながらの帰り道が楽しかった事を思い出します。 2017-10-28 |
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