料亭 杤木家

今年の淡盛会の暑気払いは市川の料亭「栃木家」さん。
創業明治17年は神田淡平の創業と同じ年、弊社は途中で早逝の先代がいたために私で五代目ですが、こちらの若女将であり跡取り娘の当代は四代目とのこと。
市川は古より要人の多く住む土地柄で杤木家は政界、財界、文化人など多くの有名人をおもてなししてきた歴史があります。
調度品や器なども一級品、伝統の和食と日本文化の粋を集めた名店でした。
「創業130年 老舗料亭 杤木家
 日本文化の粋を集めた、価値ある空間で和食の神髄を知る」
とは杤木家さんHPの謳い文句、大げさでも何でもありません、料理がおいしいのはもちろんのこと床の間の焼き物をご覧ください。
岡部嶺男作、織部の大鉢、口径が50センチはあろうかという大作、先代が直接岡部に製作を依頼したとのことです。











四代目若女将と



古染付風の箸置きが粋な計らい







岡部嶺男作、織部の大鉢



















江戸川の川魚料理が美味しかった頃の鰻重の味を思い出させてくれました







   2016-8-10