リコーフレックス Ⅲ

今年の二月、大前神社骨董市の帰りに益子の骨董屋さん「おお屋」に立ち寄りました。
その際、写真のリコーフレックスⅢ型、すなわち戦後リコーフレックスの最初の型、しかも大変珍しい最初期のブラックボディーを発見しました。
これは本当に珍しい物で、どの位珍しいかと言えば古九谷の大皿の本物位です。
嘗てはクラカメ青年(クラシックカメラコレクター)だった私、二十年前ならこの掘り出し物に飛びついたでしょう、しかし二月は見送ったのです、今はクラカメ卒業の身なんですから。
ところが六月に再訪するとこのリコーフレックスⅢ型、ガラクタの山に埋もれて隠れて今だ売れずにいます。
事情通が見れば即日完売間違いなしのリコーフレックスⅢが人目を忍んで私を待っていてくれました。
これは流石に買わないとツキを逃がすなと観念した私はリコーフレックスⅢを家族に迎え入れたのでした。
いくらだったと思いますか? 正解は一万円ポッキリ!!興味の無い方にはこんな古い物に一万円かよと思うかもしてませんが歴史的価値から博物館に収蔵されるほどの物で銀座のカメラ店ならレストアした上で数十万円です。









      2017-6-20