李朝

浅草の産業貿易センターで年に数回開かれる浅草骨董アンティークSHOW、ここに日本語があまり得意でない韓国の業者が夫婦で毎回出店しています。
奥さんが愛層が良いので毎回ひやかすのですが今回は買い物をしました。
写真の酒呑みです、李朝は初めて買うのですが李朝後期分院の物だそうで、その後勉強しましたが物は間違いなさそうです。
おめでたいこうもりの紋様が気に入っての買い物です。
中国の物とも日本の物とも違う染付がお国柄を反映していて面白く良い勉強になります。









李朝後期 18世紀後半~19世紀
1752年に李朝の官窯は金沙里から分院里に移設され
1883年に分院里が官窯から民窯に移管されるまでを李朝後期と区分します。
李朝後期は中国からコバルト顔料の輸入が潤沢になった事で染付の生産が隆盛し染付が増加する一方で鉄砂は減少します。
時代が下がって国力が低下すると素地、成形、文様等は俗悪化していきました。
1883年には遂に分院里窯も民営化され、約500年に亘った歴史を閉じました。

      2018-2-25