プリンターの話

写真画質の高品質インクジェットプリンターはキャノンとエプソンの長年に渡るつば迫り合いの結果、実現した。
今日のカラープリンターはパット見、銀塩カラー写真と区別がつかない。
デジタルカメラの普及にも一役買っていると言えるし、デジタルカメラの普及がカラープリンターの普及を助長したとも言える。
プリンターの画質であるが、私の知る限り画素数において、たえずエプソンがリードして来た様に思う。
今日の様に必要十分な画素を実現するまでの数年間、この両社はたえず画素の多さを競り合った。
当然画素の多い方が緻密な絵となる。
画素が充分になると今度は、絵造りの上手さ、発色の良さなどが重要視されて来た。
ここに来て長年映像産業(カメラ産業)に携わって来たキャノンの上手さが目立つらしい。
絵造りが銀塩写真に近く、見る者に違和感をあたえない。
発色もさりげなく赤を強調するなどしてメリハリを付ける。
カメラメーカー(キャノン)と時計メーカー(セイコーエプソン)の壮絶なシェア争い。
まだ当分目が離せない。