ポーラ美術館

箱根の美術館の話が続いていますが、もう一つだけお話したいのがポーラ美術館。
ポーラ化粧品の二代目社長、鈴木常次氏がコレクションした錚錚たる作家の作品に出会う事が出来ます一部紹介すればルノアール、マネ、モネ、ゴッホ、ルソー、ユトリロ、マティス、ルオー、ドガ、レオナールフジタ、黒田清輝、平山郁夫などなど、どうです凄いでしょ。
ポーラ化粧品のビルは嘗て日本における画廊の聖地、銀座並木通りに有りました、そうした縁からこれだけの名品をコレクションできたのでしょうね。
美術に興味の無い方でもお時間が有れば是非とも行くべきです、とお薦めする私も本当の所、西洋美術の事などまるっきり心得ていない訳で、それでもお薦めしたいのは、私にとって堆一解るかもしれない西洋画のジャンルが印象派の世界かもしれないと思うからです。
中世の宗教美術に傑作が多い事は知っていますが仏教徒の私達には難解でマリア様が受胎告知していても深遠なる教義には至りません。
厳つい顔の十字軍の兵士が武器を片手に相手を威圧している絵よりは、美少女がパラソル片手にお花畑を散歩している方が解りやすいわけです。
早い話が印象派の絵画は宮崎駿の世界と変わらないと思う訳で、宮崎駿の世界と変わらないと言う事は非常に高度でありながらも我々に理解できると言う事でお薦めなのです。



 2014−6−27