日本磁器の源流

今年は日本最初の磁器の生産、有田焼の開窯400年に当たります、そんな訳で九州国立博物館から九州陶磁文化館まで、あちらこちらで有田焼400年祭りの様相です。
時間があれば是非とも訪れてみたい展示会が九州で目白押しだったのですが、残念ながら叶いませんでした。
さて今年最後の企画展の案内が届きました、その名も「日本磁器の源流」やはり有田のお師匠さんの景徳鎮の御紹介で年末年始を迎えたいと言う事でしょうか、14世紀から17世の名品が揃踏みです。
ところで有田焼と伊万里焼は同じ物なのですが、どうして二つの名称が有るかご存知ですか?
陶磁器製品はその生産地ではなく出荷地により名称されたのです、江戸時代は船により出荷されたのでその港、伊万里港の伊万里焼が製品名になりました。
明治時代を迎えると船から鉄道にその役割が移り有田駅から出荷されるようになった為、有田焼と言われるようになったのです。
江戸時代の物は伊万里焼、明治以降は有田焼といった時代区分ではなく出荷地の違いなのです、そんな訳で今だったら佐賀空港焼かな。







               2016-12-9