京都紀行1  本家尾張屋

京都に修行に出ている長男の陣中見舞いに家族全員で出かけた。
図らずも遠出の四人旅は数年振りである。
子供達も大学生になり社会人になれば親との旅行も敬遠するようになる、寂しい思いであったがこれからはまた別の形でこうした事も多くなるだろう。
幾つかの御挨拶を済ませた後は完全観光モード。

本家尾張屋に食事に出かけました。
なんでも日本最古のすなわち世界最古の日本そば屋さん、創業は1465年、応仁の乱の前年だそうです。
期待が高まりますが同時に江戸っ子は江戸前そばが日本一と思っている人種、さてさてお手並み拝見です。
関西のそばうどんはつゆが薄口ではないのかと心配でしたが、どうしてせいろは江戸前と同じような濃い口でした。
はっきり言ってとても美味しい、最上級に美味しい!!!
鰹だしが前面に出て大変な高級感があります、ちょっと他にない高級感で大満足でした。
勝手な考察をすると京都はだしのきいたつゆの文化に対して、江戸はたれの文化と言えるでしょうか。
本家尾張屋は極上のだしつゆで喰わせる、神田藪は江戸前のたれで喰わせる、イメージとしてはこんな感じで両者を比較しました。
最高に美味しい体験でしたがそばのこしや喉越しはもう少しあった方が良いと感じました。
京都から見れば田舎者の江戸っ子が言う事、くれぐれも御気になさらないでください。















御土産に蕎麦菓子を買いました。
御茶に良く合う素朴ながら奥行きのある銘菓です。



      2011−10−11