京都の骨董屋

外国人に言わせると日本は骨董天国なんだそうです。
「質の高い古美術が相対的に安く沢山有る」と言う事らしいのですが、たしかに江戸時代くらいの古さの物でしたら本物が沢山有りますよね、しかも意外と安く買える物が多いようです。
価値観は個人差ですが他のアジア諸国の骨董事情を考えれば、おおまかな傾向として日本が骨董天国であると言う意見は的を射ているようです。
さて日本で骨董の本場と言えば東京の日本橋、京都の縄手、古門前、新門前界隈でしょうか、縄手、古門前、新門前は事実上一つの場所で、祇園と思って頂ければ良いと思います。
今回丸一日をかけて散策しましたが、さすがに本場でした、ちょっと思い返しても、歴代楽、乾山、若冲、丸山応挙、酒井抱一、鈴木 其一、他などが普通に売っていて驚いてしまいました、お金持ちにはパラダイスでしょうね!!
私はと言えば第一級の美術品を手に入れる機会ではありません、それでも幕末、明治の杯を幾つか買いましたよ、悲しいかな縄手、古門前、新門前界隈ではガラクタの範疇です。
とある店主の面白い話を一つ
「最近は土日に営業している御店もあるから観光客でも楽しめるよね。このあたりは昔は一見さんお断りでね、土日に来るような客は相手にしていないのさ、まあ最近は西陣あたりの旦那衆も不景気でね観光客さんにもなにかと買ってもらわんと」
まあ、こんな内容の事を京都弁で言っていました。
どうやら祇園は骨董街も花町も昔は一見さんお断り、「今は店によってはOKよ」ってことです。
しかし今でも有名な古美術店は土日の営業はしていませんでした、凄い物を見たければ平日にお邪魔する事をお薦めします。

















写真は不鮮明ですが驚愕の達筆!!明治の名工でしょう↓





近藤悠三の弟子だそうです、似たような作風を感じます↓



これは幕末か明治で悩みますね↓面白い物です、たぶん明治でしょうね







中国は明時代の焼き物と謳っていますが昭和の京焼です↓

      2013-3-5