糀家

埼玉県、吉川は江戸への船運の要衝として栄、料亭や旅館などが軒を連ねていた。
中川の水運を利用して江戸からの訪問客が多く大店の旦那衆で盛り上がる繁栄ぶりであったと言う。
多くの料亭の中でも400年の歴史を誇るのが美術館の様な料亭、糀家である。
過去には近藤勇や勝海舟、板垣退助等が訪れ糀家の味を堪能したと言う。
庭園の雪見灯籠や赤玉石、草履脱ぎ石などは当時のままに残され古の偉人達を偲ぶ事が出来る。










 



エントランスでも美術品展示がある

酒井田柿右衛門                        北大路魯山人

上村淳之の日本画

「美術空間は葛飾北斎や安藤広重の肉筆から片岡球子や中川一政、東山魁夷など古の絵師から文化勲章受賞者の現代画まで美術史に名を刻む有名作家の絵画を、身近に感じていただけます」とは糀家ホームページ





雪見灯籠や赤玉石、草履脱ぎ石などは当時のままに残されている
500年の時を越え今に明かりを灯す雪見灯篭と勝海舟も愛用した草履脱ぎ石

谷文晁の水墨画、鯰図であるところが糀家との御縁である

16代目御主人は日本橋、銀座、永田町で本格的な修業を積んだ。
御主人曰
「料理プラスαを大切にしています、アートを鑑賞しながらゆったりと食事を楽しんで頂きたい」



鯰御膳

鯰の刺身は足が速く多くの方に楽しんでもらえるようになったのは冷凍技術が進んだ最近の事

鰻重

      2012−10−8