これなんだろう?

これなんだろう?
昨年の暮れに大前神社骨董市で購入した呉須染付碗です。
絵柄を見れば中国の芙蓉手の皿によく見るものです、芙蓉手の皿とは17世紀前半から明末にかけて景徳鎮で焼かれた磁器で東インド会社の重要な交易品でした、大量にヨーロッパに輸出された大変に有名な物です。
しかし明らかに作行きが景徳鎮のものでなく、ガラス質のキラキラした白地の釉薬に少し流れ気味の鮮やかなブルー、見込みに施釉がされていないことや高台内が黒く塗られている感じから安南(ベトナム)産を思わせ時代は確かに有るように感じます。
店主のサービス品だそうで一万円でしたが珍品そうで珍品なのか判らない、誰かお分かりの方がいたら是非ともご教授頂きたいところです。
作行は気に入っていて、これだけの雰囲気の物はそうは無いと感じています。


中国の芙蓉手の皿↓


安南の碗↓


      2017-2-7