菊正宗訪問記1

清酒とは米、米麹、水を原料として発酵させた日本固有の到酔飲料である。
日本酒醸造の歴史は古く「古事記」「万葉集」には、すでにその記述が残されている。
室町時代には全国的に生産される様になった。
日本酒生産地の一流どころは京都 伏見 神戸 灘であろう。
灘では1350年頃に酒造りが開始されており、企業としての生産は1620年頃と言われている。
灘の銘酒 菊正宗の12代目当主 嘉納氏が 日本大学大学院MBAの仲間であり、今回
菊正宗 開闢以来の蔵開きに招いて頂いた。
菊正宗の創業は万治二年(1659年)である。
灘の酒造りの歴史と同時期である事を考えると、一般消費者を招いた蔵開きが今回
初めてあることは、いささか意外な感じである。
老舗といえども時代の二−ズに答えていかなければならないという事である。


蔵内女人禁制などの数々のタブ−を打ち破って、今回のイベントにこぎつけた事は
12代目当主 面目躍如である。
品質本位 本流辛口の伝統を守りながら時代の二−ズにもマッチした新のエクセレントカンパニ−、菊正宗の今後が楽しみである。


             写真中央 左 菊正宗12代目 当主 嘉納氏