漢代の龍


漢代(前141年)の土偶の龍です。
(偶という定義からは外れますが)
時代はもう少し下がって三国から晋(265年)の可能性も大です。
土偶は中国では殷代から作られはじめ最も本格的な生産が始まるのが戦国時代の末から秦、漢になってからの事です。
中国での土偶の特徴はその全てが副葬品、墓に埋葬されたものであるという点です。
結果的に保存状態が良く写真の様に二千年近く前の彩色が今に残っています。
焼物の釉薬の様に焼き付けられたものでないだけに残存率は極めて低いと言えるでしょう。



     2020-4-11