価格格差

 参考試料 週刊東洋経済 日経ビジネス 新聞折込チラシ他
 日本と中国とではどの程度の価格格差が生じているのだろうか。日常的に利用する物どうしでその価格差を実感してみたい。以下はいずれも同じ使用目的で同程度の機能を有する店頭小売価格である。


『14インチカラーテレビ』中国での小売価格14,400円 
日本の一般的な電気店での小売価格24,800円 
コジマでの価格三菱ブランド(中国製)12,800円 
SUMMUS(中国製)4,980円 
ヤマダでの価格無名品(中国製)3,680円 
ビックカメラ有楽町店での価格フナイブランド(中国製)7,980円 


『DVDプレイヤー』中国での小売価格19,200円 
日本の一般的な小売価格19,200円 
コジマでの価格パイオニア16,800円 
サムソン(韓国製)12,300円 
MOGA(中国製)11,800円 
ヤマダでの価格LG(韓国製)9,980円 
三菱14,500円 


『VTR』中国での小売価格9,600円 
日本の一般的な小売価格20,000円 
コジマでの価格デコム(韓国ブランド 韓国製)3,980円 
サムソン(韓国ブランド 韓国製)9,980円 
三菱(中国製)9,280円 
ヤマダでの価格LG(韓国ブランド 韓国製)5,980円 
アイワ(中国製)8,480円 
フナイ(中国製)9,300円 
無名品3,780円 
サンヨー(中国製)11,000円 
ビックカメラ有楽町店での価格サンヨー(中国製)8,980円 
フナイ(中国製)7,980円 


『腕時計』中国での小売価格480円〜 
日本での一般的な小売価格1,980円〜 
日本のディスカウント店500円〜 
100円ショップダイソー100円 


『目覚まし時計』中国での小売価格160円 
日本での一般的な小売価格3,150〜3,980円 
日本でのディスカウント店550円〜 
100円ショップダイソー100円 


『自転車』中国での小売価格4,800円 
日本での小売価格9,800〜15,800円 


『エアコン』中国での小売価格40,000円 
日本での一般的な小売価格49,800円 
コジマでの価格三菱ビーバー29,800円 
ヤマダでの価格LG(韓国製)19,800円 
ビックカメラ有楽町店での価格LG(韓国製)24,800円 


『電子レンジ』中国での小売価格4,480〜32,000円 
日本での一般的な小売価格25,600円 
コジマでの価格シャープ8,880円 
ヤマダでの価格LG(韓国製)4,880円 
ビックカメラ有楽町店での価格三菱9,980円 東芝9,980円 


『ファックス』中国での小売価格30,400円〜 
日本での一般的な小売価格37,000〜52,000円 
コジマでの価格ブラザー19,800円 


『ハンバーガー』中国での小売価格158円 
日本での一般的な小売価格80円〜 
『缶コーラ』中国での小売価格30円 
日本での一般的な小売価格58〜98円 


『缶ビール』中国での小売価格48円 
日本での一般的な小売価格128〜198円 


『タバコ』中国での小売価格64円 

日本での一般的な小売価格280円 


『カシミアセーター』中国での小売価格8,000円 
日本での一般的な小売価格6,800円 


『歯ブラシ』中国での小売価格160円 
日本での一般的な小売価格98円 


『カメラ用フィルム』中国での小売価格208円 
日本での一般的な小売価格398円 


『使い捨てカメラ』中国での小売価格800円 
日本での一般的な小売価格598円 


『使い捨てライター』中国での小売価格16円 
日本での一般的な小売価格50円 


『シャンプー』中国での小売価格288円 
日本での一般的な小売価格398円 


『トイレットペーパー』中国での小売価格32円 
日本での一般的な小売価格40円 


『包丁』中国での小売価格240円 
日本での一般的な小売価格2,480円 


『電池』(単3)中国での小売価格24円 
日本での一般的な小売価格48円 


『ボールペン』中国での小売価格32円 
日本での一般的な小売価格100円 


『ホンダ アコード』中国での販売価格 4,320,000円 
日本での一般的な販売価格1,550,000円 


『ホテル宿泊料金』中国での価格12,800円 
日本での一般的な価格15,000円 


『金』(1g)中国での価格1,440円 
日本での一般的な価格1,380円 


『ガソリン』(1リットル)中国での価格56円 
日本での一般的な価格98円 


『携帯電話』(1分間の料金)中国での価格6円 
日本での一般的な価格20〜30円 


 週刊東洋経済によると農産物は全般に日本の10分の1以下の価格だそうです。一方で工業製品では、一部の贅沢品を例外として日中の格差はあまりない様に感じます。これ程地代家賃、人件費に大きな差があるにもかかわらずです。もちろん東洋経済誌調査による一般的な中国の小売価格に対して日本のディスカウント店や、100円ショップの価格を対比することは反則技である事は心得ています。
 しかし、実際に日本においてこの価格でこれら工業製品を購入出来る事はまぎれまない事実なのです。この事を頭に入れずに消費者物価と言う平均値だけでは現実は見えません。デフレと言われる日本経済は二重価格経済なのです。旧態然とした負け組の物流とパナソニックをあそこまで追い詰める力を持った勝ち組、革命的な流通業。日本には2種類の人間がいるのです。どちらが正義であるか私にはわかりません。しかしどちらが勝者であるかはだれの目にもあきらかなのです。