氷裂梅花紋の豆皿

仲間達の骨董入門のきっかけは染付の古伊万里蕎麦猪口などで有る場合が多のですが、私は琉球古陶磁器に魅力を感じた事が骨董病の始まりなので生まれてこのかた染付物を買った事が有りませんでした。
ちなみに染付磁器とは白磁の生地にコバルトブルーで文様を施した磁器の事で中国では青花(せいか)と言われています。
さてその染付を買った事のない私が今回染付磁器を買う事と相成りました。
今まで買わなかったのは興味が無かったからであり、それでは今回どうした事かと申しますと写真の寒梅のデザインに一目惚れと言う事で有ります。
ひびの入った池の氷でしょうか、その上に散った梅の花に今生の最高デザイン賞を見てしまいました。
いさんで価格交渉、キズ物も有ったのでそれも含めた五枚を一万円にさせました。
古伊万里との事でしたがどうにも腹に入らない、なんとも言えないモヤモヤ感に苛立ちましたが意匠に惚れた今回の買い物、この際産地などどうでもいい事です。
後々資料をあされば、やはり中国の物、清朝末の徳化窯と結論しました。
瞬間にあのモヤモヤ感はどこかに吹き飛んで梅花だから徳化もよろしかろうと鮨喰いの醤油皿として大活躍です。
それでも高台内の角副はひっかかるな~ できすぎなんですよ。
新物なのかな~(汗





   2015-2-12