平櫛田中


近代彫刻の大家、平櫛田中は昭和14年に葛飾区お花茶屋にアトリエを構えた事が有り葛飾ゆかりの芸術家として葛飾区内で一際人気が有る。
お花茶屋の葛飾区郷土と天文の博物館で平成24年5月26日から6月17日までの間「平櫛田中とかつしか」なる企画展が催された。
淡平本社工場の近くでもあり閉会間際にあわてて鑑賞した。
有名な鏡獅子の試作が展示されていた、完成品は国立劇場のロビーに在り現物とは言わないまでもテレビ雑誌で誰でも知るところではないだろうか。
試作品はスケールダウンしているものの国立劇場の物に遜色がない。
楽しめる良い企画展だった。
田中の木彫は大変有名で解りやすく良いものである事に異論はないが、今回むしろ私が感心してしまったのは書の見事な事である。
良い字だと思いました なにしろ良かった。







      2012−6−25