品質低下
 デフレ経済の世の中、静かにそして確実に品質の低下が始まっている。
それまでの工業製品、特に日本製品は、過剰品質であると言われていた。それが世界の工場中国の台頭で低価格に見合った品質に落ち着きつつあると言えるだろう。TVが10年も20年も長もちしたり、カメラが一生物であった時代は終わりをつげる。
 しかし用途によっては過剰品質を前提としているものもあり、出来て当たり前だったことが出来なくなり、対応に苦慮することになる。
弊社で米菓製造に使用する乾燥機は、100℃以上の高温の中で、換気用扇風機が2台稼動するが、最近の物は寿命がお話にならないほど短い。常温であれば問題なく長期間機能するが、高温には弱いようなのである。
今までは市販のモーターで事足りていたわけだが、今後は特注品を使用しなければならないのだろうか。