弘明寺(ぐみょうじ)

デルフト盃の友人宅帰りに弘明寺参拝です、弘明寺は京浜急行弘明寺駅傍の小高い丘の上に建立されています。
参道の階段を下りれば三門を過ぎて目の前が弘明寺観音通り商店街、昭和レトロな佇まいにもかかわらず御覧の様な沢山の人出は商店街の真ん中あたりを流れる大岡川の両岸が桜の名所の為ばかりでは有りません。
元気な商いの商店街を抜け最初の信号が地下鉄弘明寺駅、横浜まで数十分の距離です。
コンパクトに全てが揃ったこの一帯、住めば都の様です。























弘明寺 byウイキペディア
今から1300年近く前、元正天皇の養老5年(721年)にインドの善無畏(ぜんむい)三蔵法師が渡来、それから17年を経て聖武天皇の天平9年(737年)、天下に悪病流行の際、河内和泉の国の僧行基が勅命を奉じて、天下泰平祈願のため全国を巡錫(じゅんしゃく)し、当山の浄域に草庵を作り、一刀三礼(一刀刻む毎に三度礼拝する)の至誠を尽くして彫刻祈願されたのが、現在の御本尊十一面観世音菩薩様です。
嵯峨天皇の弘仁5年(814年)には、弘法大師が回国の際、一千座の護摩を焚いて庶民の除災招福を祈願したと言われています。
そして寛徳元年(1044年)3月10日、光慧上人により瓦葺き本堂が建立されました。御本尊様の彫刻予想年代とこの本堂建立の年代がほぼ一致することから、この頃が実際の開山と思われています。
鎌倉時代には、「求明寺」と称されていたものを、観音経偈文(かんのんぎょうげもん)の中の「弘誓深如海(ぐぜいじんにょかい)」の「弘」の字をとり、「求」を改めて現在の弘明寺となりました。
   2015-4-14