ご町内の歴史   龍こて絵

今年の夏、葛飾区立郷土と天文の博物館で催されていた「ご町内の歴史」展は良い展示会でした。
町会の歴史を解説すると共に区内の町内会が保有するお宝と言える物の展示が有りました、中でも東金町宮本町会の旧自治会館を飾っていた龍のこて絵は逸品中の逸品です。
こて絵自体はそれほど珍しいものではないのかもしれませんが東金町宮本町会のこて絵は物としての観賞に耐える芸術品です、解説によれば大正14年頃の製作、金町の左官、鈴木常三郎の作品と言う事です。
龍に大波の紋様ですから火事除けのお守りなのでしょう、江戸火消半纏の有名な紋様です。
製作年代が若いので区登録有形文化財止まりですが時代が付けば国の重要文化財間違いなしです、価値を見極め大切に受け継ぐ機運と施設が存続する事が大切です。



すごい迫力だと思いませんか↑↓


江戸火消しの半纏
   2015-9-15