銀座久兵夷

和食の研究に腐心する娘に誘われて銀座久兵夷に伺いました。
「おとうさん、御鮨屋さんに一緒に行こう」と娘の誘いに親馬鹿丸出しでのこのこ付き合う、父を誘うのもあと何年やら支払い目的なのは百も承知で上機嫌。

さて待合室は魯山人美術館の様相、それにしても和食名店はどこも魯山人と切っても切れない縁がある様で京都も東京も魯山人一色。
それだけ影響力の有った人で今日の会席料理の創始者とも言える人です。



魯山人の器↑

魯山人の絵画↑



これは有名な物です、魯山人作織部の皿↑



さてメインの御鮨を頂きましょう。
鮨屋の素晴らしさは一言で清潔感に尽きます、そうした意味でこの店は素晴らしい、板前も機敏で鮨は新鮮な物は新鮮に馴染んだ物は十分に旨味を引き出している。
拍子抜けするほど当り前な鮨で当り前に美味く当り前なおもてなしがある。
この当り前な事がどれ程難しい事かを感じさせない所が銀座久兵夷の凄いところだ。
全ては板前さん達の鮨を握る事が生甲斐だと言わんばかりの誇りに支えられている。
本当に誇り高い人たちは威張ったりしない、だから銀座久兵夷は敷居が高いなんて事は無い、時間があったら是非とも訪れたい名店です。













   2015-4-7