雅楽

地域の神主さんに雅楽の鑑賞チケットを頂き興味深く観賞してきました。
場所は皇居、宮内庁式部職楽部の雅楽演奏会です、これだけでも相当に格式の高さを感じる訳ですが設えの格の高さよりも、演奏が始まれば雅楽そのものが持つ霊験あらたかとでも言う様な圧倒的な文化力の源泉に打ちのめされる、そんな経験になりました。
楽師が入場すればそれまでのざわつきが一掃されて緊張感漂う静寂の中、厳かにしょうの響きが立ち上がるのです。
これは本当に鳥肌の立つ思いで皆様も是非一度ご経験ください以外の言葉が見つかりません、これだけ古い伝統文化が完全な形でよくぞ残ったものだと思います。
楽師の衣装が平城京以前の物で鉾帯(古代中国遊牧民の腰ベルト)で衣装を束ねている所など羽織袴の時代より遥か以前に大陸の影響のもと日本文化が育まれてきた事が良く解ります。

























   2015-6-25