Eメールでの友人との会話 2
S:最近知り合ったバイク屋の営業が勤務してる店の社長は、とにかく数字重視で、極端にいえば売り方はどうでもいいからとりあえず売れ。バイクなんて、一回かったらつぎに買うまで間があく。一見さん相手に、口八丁で売れ。と言う姿勢。その結果、クレームには一切応じず居留守を使って、保証期間内であっても、修理に応じなかったりといった事を頻繁にやっている。
 もう一人は、銀座松坂屋のサンローランの店長をやっていたひとで、40〜50歳代のおばちゃん。この人の場合、完全に顧客相手で新商品入荷の折りは、DMや電話で知らせ、取り置き等に応じる。そうすると、一発で100万位の買い物をする人が結構いるらしい。結果、一日の売上が1000万いく日もザラだそう。
 この一見両極ともいえる商法、どちらが正解でしょう。ウチは顧客やリピーター相手なのでサンローランに近い。売上は別として・・・。個人的に思うのはバイク屋の商法はいづれ通用しなくなると思うが。

K:コンバース 倒産しましたね
きびしい 世の中です

いただいたメールのReですが、商売に王道なし ですから、犯罪にならないかぎり、どちらかが正解であるとする、解は存在しないんでしょうね。しかし、一週間前の日経思い出しました。印象深い内容なので、かいつまみます。

家電の長寿命化。デジタル家電の時代になると、家電が個々にアドレスを持ち、インターネットに接続される。個々の家電の発する情報を、企業が自動的に受け取れることが出来る。この情報をもとに、信頼性工学の関数を利用して、対象の製品の個々の部品の寿命を計算。致命的な故障の起こる前に、修理に関するインフォメーションを行う、と言うもの。これにより革命的に商品寿命が延びるらしい。新製品の回転が悪くなる分、修理事業が高収益を上げる。ビジネスモデルを各社、模索中。

と言った内容。修理を重要視しないメーカー及び小売店に未来は無いでしょう。

弊社のHPで繰り返し訴えている、長寿命製品に対する敬愛が証明されたようで、気分が良いです。

ところで、工業製品において、この信頼性を飛躍的に高めるデザイン手法に、回転系及び可動部分を、なるべく減らすと言うのがある。機械工学においては、回転系をもつローレックスよりも、一切回転系をもたないカシオのデジタルのが、価値が高いとされるのだ。他にはCDよりもMP3の方が、進化した形なのだ。ちょっとまて!音質はどうなる?と問うか?そんなことは知ったことではない!!!