デノンのスピーカー

 2002年6月21日  日経産業新聞に次の様な記事が掲載された。

中国の依託生産拡大

 中国AV(音響・映像)機器メーカーのデノン(東京・文京)はホームシアタ−などに使うスピーカーの中国での委託生産を拡大する。2001年の中国製の売上高は14億だが2002年は約15%増の16億円を目指す。日本マランツとの経営統合を機に国内生産は合理化を進めるが、高額AV機器の中国での低コスト生産は強化して収益力を高める。
  同社は自社設計し。深?(広東省)などにある中国のオーディオ機器メーカー数社に生産委託している。生産を増やすのはスピーカー5台を1セットにして使う製品で、ほぼ全量を日本へ輸入。国内では主にオーディオ機器の専門店で1セット当たり4万〜5万で販売する。
  デノンは福島県白河市に生産拠点を持ち、アンプやディスクジョッキー用CDプレイヤー、DVD(デジタル多用途ディスク)プレーヤーの高級機種など高額製品を生産している。共同持ち株会社を設けて経営統合した日本マランツは岩手県内に2工場あるが、これは2003年6月迄に閉鎖か売却し設備の一部をデノンの拠点へ移す。三拠点の統合で人員を削減して製造効率を高め、国内生産でも一定水準の利益を確保できる体制をめざす。
  デノンと日本マランツは通信機器やセキュリティー機器など不採算事業から撤退し、知名度が高いAV機器に経営資源を集中する計画。国内で需要が拡大しているホームシアター用の高級スピーカーの生産増はAV強化に有効と判断した。

 御存知の様に、デノンは高級オーディオブランドなのだあ、はたして中国企業はデノンブランドにふさわしい品質が出来るのだろうか。
  スピーカーの制作は匠の世界と言われている。DVDやPCの様に海外から一部品を購入して組み立てるだけでは、一流の物は出来ないのである。
  一方で中国はなかなかのスピーカー大国(?)でもある様だ。
6年前の中国旅行の際、入手した中国のオーディオ雑誌の一部を紹介する。
中国オーディオ雑誌
DENON 2002年 6月 カタログ

ついでに1996年 上海の書店で入手した自動車雑誌から、一部を紹介します。
上海の自動車カタログ